「ラカンと現代社会」研究会 2月活動報告
文責:客本敦成(社会学系・比較文明学)
活動日:2月14、28日
2月の研究会では、ラカンのセミネール『精神分析の四基本概念』の第Ⅵ講の第3節を読み進めました。ラカンの「眼差し」や「しみ」の概念は有名ですが、ラカンがこれらの概念を、狭義の視覚論に留まらず、ナルシシズム批判や哲学批判として展開していることの意義について議論されました。またこの議論がフロイトの『夢解釈』の解釈から展開されていることも改めて確認されました。
3月も引き続き『精神分析の四基本概念』を読み進めます。